どれだけ科学的データが揃おうとも

http://wired.jp/2016/02/10/children-violent-video-games/
海外の各種調査で、ゲームと暴力性にほぼ関連なしとの結論が出ているわけですが。
それでも奴らは「己の信仰」に生きているので、暴力ゲームは子供に悪影響を及ぼす!と叫び続けるわけで。
そういうカルト信者の方が、社会的地位が高い人間が多いというのも困ったことで。(政治家、学者、ジャーナリストetc.)
どうしたもんかねぇ…。

何だかんだで新シーズン

前期はオリジナルが当たりだったかな。
今期は逆に続きものが強力すぎて、オリジナルはぱっとしないなあ。
ユーフォとブレパンでほぼ満足。
さらにアニトレと生徒会長とてーきゅうと夏目と、続き物ばっかり。
オリジナルで引っ掛かったのは、終末のイゼッタだけかな。
まあそういう訳で、今期は安定した面白さ。

アヴィリオぉぉぉぉ!!!!

91Days」とうとう最終話。
ストレーガの目的は、ドン・ガラッシアを殺ってくれたアヴィリオを使える奴と見込んで、自分の部下にすること。
単純安直な理由だけど、復讐を果たし抜け殻となったアヴィリオにはもはやどうでもいいこと。
ネロに見つかって連れ出され、ロードムービー開始。
前にも二人で逃避行するシーンがあったけど、過去と現在では二人の状況が随分変わってしまった。
ネロの質問に奇しくもドン・ヴァネッティと同じセリフを…「全ては無駄ごと」。
復讐は何も産まないとは言い古された言葉ではあるが、親友さえ奪われたアヴィリオにとっては、本当に何の意味があったのかと。
その言葉に激昂するネロに、ならばあの時ちゃんと撃っていれば、こんな事にはならなかったと涙するアヴィリオ。
この物語中、ほとんど感情らしい感情を見せなかったアヴィリオの、唯一見せた人間らしい感情の発露は実に心が痛む。
そしてラストシーン。
意外とこの単純明快なシーンを解釈できない人間が多いようだが、アヴィリオはネロに殺され、ネロもまたストレーガの追手に殺されて…というEND以外の解釈のしようがないから。
アヴィリオの死体はわざと描かなかっただけで、並んだ足跡が途中で消えているのは、その先(未来)がないという暗示だし、ネロの足跡がやや続いて消えているのは、アヴィリオよりは長く生きるけどやがては…ということ。
そして打ち寄せる波が完全に足跡を消して…という描写でとどめ。
引き返す車中でのネロの笑顔は、覚悟を決めた一種の諦観から来る笑い。
自分の運命を悟っているからこそ、怯えるでもなく怒るでもなく笑っているのだ。
実に素晴らしい物語の幕引きだった。
アヴィリオよ、天国で兄弟と仲良くな(泣)

虚淵の本領はやはりこっち方面だよね

Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」の最終話を見た。感動したわ。
いや、心温まるとか、悲しいとかの感動じゃなくて、ただストーリー展開の凄まじさに心が震えた。
ただの怪盗が最強の剣士だったり、流浪の剣士が魔剣コレクターだったり、こういうとてつもないどんでん返しは虚淵脚本の真骨頂か。
そしてそれがしっくりくるのはこれが武侠モノだからかな。
もともと虚淵脚本って、「武侠」がテーマだったから。
仲間を集めて悪党から神剣を取り戻し兄を敵を討つ、というありきたりのお話と見せかけて、至る所にトラップが仕掛けてあったな。
終盤はそのトラップが怒涛のごとく作動して、「何だってー!!」というリアクションの連続だった。
また、キャラクターの醸し出す雰囲気も、人形劇独特のものがプラスされ、それが作品の魅力を高めていた。
これで終わりとは惜しいと思っていたので、続編決定というお知らせは嬉しいね。
本当に今期一番の作品だった。
アニメではないというだけで、円盤が売れないのは実にもったいない話。
10倍は売れてもおかしくない作品の質だ。
質アニメいや、質人形劇か(w

「91Days」がヤバいくらい面白いんだが

ラストに向けて復讐劇が完成しつつあるんだが、ここのところ毎回目が釘付けだわ。
親友のコルテロを自らの手で殺す羽目になったアヴィリオだけど、ガンゾが描いたシナリオ通りに復讐劇を進めるのかと思ったら、これを逆用するとは!
あのままだと、ヴァネッティは殺せても、最後にガンゾは残るよなーと思っていたら、なんとシナリオを裏切ってドン・ガラッシアを射殺。
これを裏切りと見たストレーガにガンゾは殺され、ヴァネッティファミリー壊滅を命じる。
ああ!アヴィリオの恐るべき計略よ!
ただ4人を殺すだけでなく、ヴァネッティファミリーそのものを潰そうとは、恐るべき復讐鬼。
これで復讐劇は完成したはずだが、瀕死のアヴィリオの前にストレーガが立つ。
ええーっ!?これラストはどうなるのよ?

何が貧困やら

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/49553
例のうららちゃんについて、ずいぶん騒動になっているようだけど…
擁護する連中はいろいろ理屈をこねくり回して、批判する側を「無知な恥知らず」だとラベリングするが、そういうことじゃないでしょ。
絶対的貧困相対的貧困かではなく、庶民感覚として、相当な頻度でライブや映画に行き、1000円のランチをしょっちゅう嗜む人間が「貧困」かということ。
それ、どう考えても普通の生活を営んでいるよね?
そんな人間が「お金がなくてPCも買えない。進学もできない」と言われても、はぁ?としか思えないのは当然の感覚。
「わたし、貧困でーす」と番組内で説明した生活状況と、実際の生活状況があれだけ食い違っていて、貧困バッシングも糞もないだろう。
今回の騒動は貧困のラインが問題なのではなく、詐欺話だったことが問題なの。
明らかに絶対的でも相対的でも貧困でない人間が、貧困を詐称したことが問題。
その程度も分からない馬鹿がほんと多いね。