「コードギアス 反逆のルルーシュR2」第11話

追い詰められたルルーシュ。いったいどんな策をもって切り抜けるのか。
ルルーシュ降伏!?
大宦官に降伏を申し出るルルーシュ。今更こんな申し出をする必然性もないから、何かの考えあってのことなんだろうけど、どうも誘導臭い台詞回しだなあと思ったら、案の定、大宦官の裏切りの言葉を民衆に向けて流すためだった。各地で民衆暴動が発生。そこまでルルーシュが仕込んだのか?と驚いたけど、そっちは星刻の仕込み。そうだとしても、ここまでうまく利用して策略を巡らすとはさすが。
・天子さまピンチ
宦官によって消されようとする天子を助けようと、星刻が割って入るけど、風前の灯。彼の悲痛な叫びに「分かった、聞き届けよう」とルルーシュが新型ナイトメアで登場!こういう芝居掛かった演出が、ルルーシュにはよく似合う。新型ナイトメアは強力だけど、この状況を兵器の性能だけでひっくり返すのは無理がある。ルルーシュも重々承知で「戦局を左右するのは戦略」と。いつもながら兵法の常道を行くのが感心する。こういうところは銀英伝の常勝の天才ラインハルトと似ているね。そして星刻とルルーシュの最強同盟結成。こりゃ凄いね。
・不器用だけど人間らしい
ルルーシュとスザクの違いについて、何度か述べてきたけど、今回もその比較点が出ていた。C.C.が出撃する際に気遣ったり、天子の扱いについて一度はディートハルトの進言を受け入れながら、女性陣に反対されると、シャーリーに相談して翻意したり、完璧な人間じゃないけど、そういうやさしさを示すところが人間らしくて、だからこそルルーシュの目指す覇道が、血生臭さに塗り潰されることが無いんだよね。「想いには世界を変える力がある」と、ルルーシュが気付くところとかね。スザクは出世のために親友を売ったり、いくら目的のためといっても、越えてはならない一線をバンバン越えているから「ウザク」なんだよね。銀英伝キルヒアイスがラインハルトを諫めるシーンで、貴族相手なら対等な権力闘争だからどんな手段を使ってもいいが、民衆を犠牲にしては倒そうとする対象と同じになってしまう、という内容のことを言うんだけど、まさにウザクとルルーシュの違いがこれだよなあ。
・そして学園に帰還
事を終えて学園に帰るルルーシュ。影武者はなんと咲世子さん。特殊メイクで変装って、新スパイ大作戦か(w しかも勝手にシャーリーにキスまでしてるし、どうなっても知らないぞ。驚愕の事実はそれだけにあらず、ナイトオブラウンズの面々まで転校とは!次回はまたもや学園騒動?