「革命機ヴァルヴレイヴ」第7話

やっぱり冒頭に重要な情報をさらっと流すんだね。
200年後のサキが孤独に戦っているって、今の時点で何の繋がりも情報もないから訳わからんのだけど、要するに吸血鬼化=不老不死で永遠にヴァルヴレイヴに縛られるってことなのかな?
で、本編だけど今回も酷かった。
ヴァルヴレイヴを生徒会管理にすると言う生徒会長に対して、ダメだとしか言わないハルト。
押し問答の稚拙さにあんぐり。
あのさあ、独立宣言して学校のみんな運命共同体になったんだから、ヴァルヴレイヴをどうするかは、もはやハルト一人の私事ではないよね。
だったらみんなに説明して、あれがどういうシステムなのか、どのように運用すべきか、話すのが普通でしょ。
秘密は一切話しません、でもみんなは僕が守るって、自分勝手にも程がある。
それでみんなから信頼されるとでも?不信感しか生まれないでしょうが。
そういう茶番の一方、エルエルフさんの「一人旅団スキル」が発動して、あっという間に学校が占拠されたけど、その中で驚愕の事実が発覚。
あの学校、独立宣言して「新生ジオール」を名乗ってたんだ。
今まで何も言わなかったのに、突然みんなが国家国家言い出して笑ったわ。
どこからどう見ても、オママゴトにしか見えんのだけど、家庭科室で料理作ったりが彼らの考える「独立国家」の有り様なんだ。
そもそも独立国家というものを全く理解してない上に、独立宣言が全く功を奏していないのはドルシアに攻撃されている所から明らか。
ショーコの言い分だと、ヴァルヴレイヴを人質にした上で、ドルシアもアルスも手を出すなっていう脅しだったよね。
でもドルシアはそんなこと無視してヴァルヴレイヴ奪取に堂々と攻めてきているわけだから、ショーコの浅知恵がいかに愚劣だったか。
あと、国家独立って宣言すればOKなんて簡単なものでないからね。
諸外国が承認して初めて国家として扱われるわけで、例えば現実なら国連に承認されて加盟するとかね。
ヴァルヴレイヴ世界はドルシア、アルス、ジオールしかなく、ジオールはドルシアに降伏したわけだから、ドルシアとアルスの承認が必要だけど、アルスはともかく、ドルシアが認めるわけないよね。
また降伏した旧ジオールも、あれを自国の正当な後継とは認めないでしょ。
だから現状、テロリスト集団が国家を名乗っている程度の価値観しかないわけ。
(あとドルシアが本気出してジオールの家族たちを人質にとって脅してきたらどうすんの?)
つまりショーコの扇動で、あそこの学生たちは死の危険に晒されているわけだ。
その結果として今回のアイナ死亡に至っている。
ショーコは彼女の死に責任を感じるべきなのだが、まあ次回にそんな話が来るとも思えんね。
せいぜいキューマが3人目のヴァルヴレイヴ乗りになる動機付けかな。
そんな脳ミソあんぽんたんな連中よりも、エルエルフさんを主役にしたほうが面白いんじゃない?
言動は突飛だけど、意外と正論言ってるし、何やら秘められた動機があるようで、断然こっちのほうが物語的に王道だよな。
エルエルフさん主役でシナリオの書き直しを求む!