この漫画が面白い

今更ですがね。

時々ネット上で斬首シーンが貼られてて、グロ好きとして(w)気になってたんですが、読んでみたら漫画として非常に面白い。
中世スイスの建国・独立に至る過程を、フィクションを交えて活写する歴史物なんですが、これがまた熱い。
ハプスブルク家の圧政に苦しむスイスの原型である森林同盟三邦は、独立を勝ち取るため抵抗を続けます。
基本的に群像劇なんで、次から次へと「独立運動の闘士」が出てくるんですが、これがまた見るも無残な殺され方をする。
志半ばで次々と仲間が倒れていくと。
見ているこっちもヴォルフラム(ハプスブルクの代官)を倒すのは不可能ではないかと、絶望感を味わう。
ウィリアム・テルの息子とか架空の人物を交えながら、独立運動の戦いが続くわけですが、ハプスブルクの支配に対する絶望感からの逆転の爽快感が素晴らしい。
まだ物語は途中ですが、多くの仲間の犠牲の下、ヴォルフラムを倒した瞬間は本当に嬉しかった。
やはりこういう歴史もの漫画は面白いです。