ラス前で感動させるか。じゃあラストはどうなるんだ。

SHIROBAKO」23話目だけど。
ちゃぶ台返しからの返しは、ハラハラドキドキで面白かった。
何もかんも編集が悪い!という流れは、一部本職の方から面白くない、安直でつまらん話の作りだと批判されていたが、いやいや、あんたこのSHIROBAKOの話を理解しているの?と。
これはアニメ制作会社の物語で、アニメ制作サイドから見た原作&出版社というのが、こういう風に見えてますよという構図。
おそらく、監督と原作者が最初からダイレクトでやり取りできていれば、このようなトラブルは起こらないんだろうけど、それは無理な話。
そして両者の間に出版社(編集)という仲介者が噛むからには、伝言ゲームが必然的に発生する訳。
そういったアニメ制作のあるあるトラブルを、アニメ制作会社側から見れば、何もかんも無能な編集のせいにするのは、落とし所として妥当な作り。
逆に言えば、原作者サイドから見れば、自分の作品が糞アニメにされたのは、何もかんもアニメ会社(監督)が悪い!という話になるわけ。
その程度のことも分からんで、ツイッターで文句垂れる編集は、無能と言われても仕方ないね。
とにかく、話のカタルシスとしては、編集の茶沢がぶっ飛ばされて爽快だったわ。
そして、そこで終わらないのがSHIROBAKOクオリティ。
追加アフレコで新キャラの声をまさかのずかちゃんが…。
いや、これはみゃーもりでなくても涙するわ。
アフレコ最後のずかちゃんの台詞と、彼女(たち)自身の今が重なって、さらに今回の三女は期せずして5人のうち4人が制作に関わっていたのだけど、最後にずかちゃんも加わって、「5人一緒にアニメを作ろう」という夢が少し叶って…。
そりゃ、みゃーもりも溢れるものを抑えきれなくなりますわ。
ラス前にこんな感動を持ってくるなんて、なんて素晴らしい!
最後はどう締めるのか。
SHIROBAKOはほんと良い作品だわー。