「コードギアス 反逆のルルーシュR2」第5話

学園祭の話なんで、今回は一休みかなと思わせつつ…。
・敵前逃亡の理由を
助け出した黒の騎士団員たちの前で問われ、「勝つため」としか言わないルルーシュ。まあ行動が行動なだけに、言い訳すればするほどドツボに嵌るのがこの手のトラブル。ある意味突き放した方が利口というもの。ただし、失った信頼を取り戻すには実績を示し続けることが必要ですが、ルルーシュの場合はその点問題なし。藤堂が率先して不問に付したおかげで、再びゼロの騎士団復活と相成りました。
ルルーシュの前に再び現れたスザク
復学して学園に戻ってきたスザク。なんと堂々ルルーシュのクラスに入ってきた。友人を売ったばかりか、平然とスパイまでやってのけるとは、いやはや地に堕ちたもの。たしかに内には亡きユフィの理想を受け継いで、日本とブリタニアが共存できる社会を作るという目的があるんだろうけど、なぜかルルーシュと違ってスザクには腐臭が付きまとうんだよね。ルルーシュとの違いはおそらく現実主義者と理想主義者の違いなんだろうけど、親殺しという過去が、スザクを歪ませている感は否めないなあ。
・懐柔されたロロは
今のところはルルーシュに従っているけど、内心は不安でいっぱい。ルルーシュをいっそ殺すべきかと思うけど、そこはルルーシュの方が何枚も上手。本当に兄弟のように接して、ロロの警戒心を解こうと演技する。しかもその行為自体が、スザクの監視の目を欺く一石二鳥となるところが、さすがルルーシュ。しかしスザクは今ひとつ警戒感を抱いている様子。すべては歓迎会で明らかに…?
・そして歓迎会
「にゃー」で始まるのはお約束。ドタバタの展開が一期と同じだね。今回はわざと一期と同じストーリー展開をなぞることを度々しているけど、あんまりしつこいのもどうかと。まあそれでも面白いからまだいいんですが。二期は前以上にハードな展開になるだろうから、こういう息抜きの話はもう無いだろうな。それに今回はヴィレッタのセクシーな水着姿を拝めたしね(w そして気になっていたロイドたちの消息ですが、どうやらもうじきランスロットとともに登場する模様。意外なのはロイドとミレイの婚約の話が結婚まで進んでいたこと。てっきりミレイが蹴ったと思ったのになあ。まあアッシュフォード家の事情があるから、もともとミレイの意思は関係なかったということかな。でもロイドは人間的に不器用だけどいい人なんで、こういうカップルもありかなと。
・明かされる秘密
皇帝のギアスはV.V.によるものだとC.C.の口から。やはりそうだろうけど、じゃあロロは?と肝腎なところで邪魔が入ってフェードアウト。ロロのギアスの秘密はまだ解けそうに無いなあ。それにしてもシャーリーが記憶を書き換えられて、ルルーシュに普通に好きでいるところが却って痛々しいな。一期であれだけ衝撃的な末路を迎えたわけだから、今後記憶が蘇った場合、また悲惨なことになりそうだなあ。
・そしてヴィレッタ陥落
ロロの裏切りに驚くヴィレッタ。ルルーシュはロロの協力の下、学園内の情報機関員をすべてギアスで支配下に置き、最後に残ったヴィレッタをとうとう篭絡。ギアスはもう効かないんで、オーソドックスに脅迫という手法で。情報を得たらすぐに活用する。ロロのときもそうだったけど、このあたりの手管はさすが。脅迫のやり方もわざと芝居かかった方法で相手をとことん追い詰める。見ていて爽快この上ない(w シャーロック・ホームズに脅迫王チャールズ・ミルバートンという悪役がいるんですが、ルルーシュのそれはミルバートンにも匹敵しますね。
・驚くべき展開!
歓迎会の最後、ダンスが踊られる中、ルルーシュとスザクはバルコニーで話す。スザクはナイトオブワンになって日本を貰うつもりだと。スザクの言う内部から変えるって、結局のところそれしか方法が無いだろうけど、やはり疑問符は残るなあ。それってスザク一代限りぽいし、日本とブリタニアは平和になっても、世界で戦争が続くことには変わらんし、そもそもそこまで成り上がるためには、もっともっと血を流す必要がある(武勲を立てる)ってことだから、大量の血の対価が日本一国の平和では、どう考えてもアンバランス。ブリタニアを潰して世界を変えるというルルーシュの方が、同じ血を流すのなら対価として遥かに見合っている。やっぱりスザクの考え方って、アンバランスさしか感じないんだよなあ。
とにかく新しい総督の話を聞けと電話を渡すスザク。そこから発せられた台詞は「もしもし、お兄様?」。ナナリーキタ━━(゚∀゚)━━!!!!! なんとイレブンに赴任する新総督とはナナリーだった。おいおいこれどうなるんだよ。衝撃の展開!待て次週!