「青い花」第9話

京子と話しているうちに、自然と涙がこぼれ二人して喫茶店で泣きあったふみ。
同じ人を愛して、ふられたことで失恋同盟みたいな感じになって、仲良くなったみたい。
最初はライバル関係になるのかと予想していただけに、これは意外な展開だ。
で、京子の誘いで彼女の婚約者の澤乃井の別荘に遊びに行くことになるのだけど、ふみと京子はすっかり意気投合。
そんな京子を尻目に、想いに沈んだ表情を見せる澤乃井
あきらに本音を漏らしちゃうのだけど、ちょっとびっくり。
なんか冷めた感じに見えたんで、京子を愛してないのかと思いきや、実は彼女が別の人を想っている事に苦悩していたんだね。
さらに、友達の茂木美和が、あきらの兄を良いと言い出して、周りの人たちのそれぞれの恋愛感情に、自分もああなるのかなと呟くあきら。
何だかそれぞれの恋愛が切ないねえ。
何ていうのかな、もどかしいというか、気恥ずかしいというか。
こういう恋愛感情の描き方が、かえっていい。
女の子同士の恋愛がメインなんで、百合というフィルターで見てしまいがちだけど、恋愛を丁寧に描いている正統派だね。
ハチクロと通じるものを感じる。
この作品は、もっとたくさんの人に見てもらいたいなあ。