「喰霊-零-」やはり端倪すべからざる作品

BS11にて、4話まで放映を見ました。
やはり2話目以降の展開はよく出来ています。
「私を姉と呼ぶなッ!」と神楽を切り捨てた(?)2話終了から、一転、3話目から過去話が始まりますが、そこでは小さな神楽を引き取った黄泉が、自ら「黄泉お姉ちゃん」と呼んでと言う。
ああ、この対比のさせ方は上手いなと。
自分で神楽にお姉ちゃんと呼ばせておきながら、なぜ姉と呼ぶなという台詞に繋がるのか。
しかも、3〜4話の中でも黄泉と神楽の姉妹愛が、これでもかも見せつけられる。
実の姉妹よりも姉妹らしいこの二人が、どうして敵対することになるのか。
この経緯が3話以降、じっくりと語られ、衝撃のラストに繋がるわけですが、各人物の台詞が、後々の方にきちんと繋がっていたりして、二回目だとより一層、この作品の作りの上手さを感じますね。
たしかに拙劣な点は色々あるんですが、それを越えるだけの魅力がある。
「愛するものを、愛を信じて殺せるか」
結末を知っているが故に、このテーマが、より重くのしかかってきます。
と言うわけで、結局、BD-BOXはポチりました(w

喰霊-零- Blu-ray Disk BOX (初回限定生産)

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