「Angel Beats!」第8話

今回はいつも以上に作画が乱れていたな。
一つとしてまともなユイにゃんの絵が無かったし、こんなお粗末な仕事してたんじゃあ、P.A.WORKSは信用ガタ落ちだな。
ストーリーは相変わらず「???」という状態。
暴走した天使の分身を止めるため、奏の部屋に侵入してプログラムを書き換えるも、本体を拐われ奪還作戦を敢行。
しかしすでに分身が分身していて無限増殖。
突破するために神風特攻で次々と仲間が犠牲に。
やっぱり不死設定でこの流れは無いな。何をやってもギャグにしか見えない。
本当なら「少年漫画の王道」で泣けるシーンの筈なんだが。
物語のオーソドックスなポイントを、無効にする設定を持ち込んでいるんで、どうやったって「泣き」に繋がるわけがない。
よしんばギャグでやっているにしても、シリアスに過ぎる。
この辺のバランスの悪さが、普段の会話のギャグを滑らせる原因になってる。
ユイにゃんのギャグキャラっぷりは、本来の麻枝准作品ではもっと生き生きとしている筈なんだよね。
そして、きちんと落とし前をつけずに、強引にストーリーを進めているのも気になる。
ユリっぺみたいな馬鹿が、どうしてリーダーなのか。
天使とさんざん敵対しておいて、いまさら仲良しゴッコをする論理の転換は、仲間たちを含めどう整合性を付けたのか。
自分たちがやっていることと、この世界の関係性をどう考えているのか。
その辺が見ていて違和感ありまくりなんだよね。
皆んなユリっぺの、直井の催眠術ばりの「口車」に丸め込まれているってことか?
疑問が一向に解消しないまま、早くも次回9話目。
予告で音無が全て思い出したと言っていたけど?
きちんと繋がるんだろうか。