この辺は質が良さそう

異国迷路のクロワーゼ

19世紀のパリ、異国の地にやってきた日本の少女と下宿先のフランス人との交流の物語。
非常に丁寧に描かれている作品だね。
主人公の湯音の可愛さもさることながら、背景とか小道具とかを、作品世界を引き立てるように、19世紀のパリの下町が描写されている。
いわゆるほんのり癒し系の作品だけど、ARIAみたいな雰囲気があっていい。
というか、シリーズ構成にそのまんま佐藤順一が入っているんだけど(w
これはなかなか手堅く良い作品になるんじゃないかな。

神様のメモ帳

ニート探偵という突飛な設定だが、内容はオーソドックス。
今回は一時間スペシャルだったが、きちんと見せ場があって面白かった。
行方不明になった先輩を、彼女の恋人とともに探す後輩だが、その結末は…。
ミステリらしい展開で、非常に惹きつけられた。
ニート探偵と言いながら、アリスは引き篭っているが、仲間は活発に動きまわっているので、完全ニートとは言えないな。
しかし、部屋に居ながらにして、仲間の集めた情報で状況を推理し、真相を暴きだすというのは、依頼者の話でほぼ推理してしまうシャーロック・ホームズばりだな。
探偵は死者の代弁者っていうアリスの言葉も意味深いね。
これも良い作品になりそう。
次回以降、どんな事件が来るかによるけどね。