そういう事

http://d.hatena.ne.jp/nakakzs/20121117/1353137646
なぜ作品に不必要かつ不自然な改変と断言できるかというと、そういう事。
作中に出てくるアイテムというのは、意味があって出されているのであり、そこをわざわざ崩すから不自然になる。
日本人がサムゲタンを「病気の時に食べる食物」として共通の認識を持っているのなら、当該シーンは何の問題もないが、お粥という日本人にとって馴染みの記号を、サムゲタンなる韓国料理に変える必然性はどこにもない。
そういう当たり前のことが分からずに、反論を書いているアニメ業界人や新聞は、間違いなくゴミ野郎。
そしてビブリア古書堂のゴーリキー問題もそれと同じ。
文系女子の記号たる「黒髪ロングで眼鏡で気弱」を体現した主役の栞子を、ショートカットでつり目で元気ハツラツに演じる必然がどこにある?
それは作品世界の崩壊であって、新たな魅力では断じてない。
池澤春菜のつぶやきは、全く同意できるものだが、それを圧殺するということは、事務所側も分かっていてやっているのだろう。
連中はゴーリキーを売るためにビブリア古書堂を利用したいだけであり、ビブリア古書堂の世界観なぞどうでもいいことなのだ。
はからずも今回の2つの事件は、制作側に作品に対する愛が決定的に欠けている連中が、相当な数存在するということを知らしめる結果になった。