ヤバイ、ワクテカが止まらない

PSYCHO-PASS」15話目も痺れたわ。
槙島の目的「当たり前のことを当たり前のようにできる世界」ということにゾクッときた。
シビュラシステムって一見完璧だけど、甚だ非人間的なんだよね。
その違和感は視聴者たる我々が一貫して持っていたであろうわけで。
槙島はそこに明確にNOを突き付け、如何にこれが平和をもたらすシステムだとしても、人間的には間違っているでしょ?と提示した。
で、やっぱり現代に生きる我々からすれば、槙島の問いかけにYESと言わざるを得ないわけ。
槙島のやり方が、どんなに方法として間違っているとしても。
狡噛たちには悪いが、シビュラは人間性を無視した非情な管理システムにしか見えないんだよね。
確かにそれによって平和がもたらされたかもしれんが、そこに血は通ってない。
ヘルメット被った犯罪者が、衆人環視の下で殺人をやってのけた点から見ても、血が通ってないシステムがもたらす結果は歪んでいるのは明らか。
でも現実にシステムの擁護側である狡噛たちは、個人的にどう思おうが守らなければならない訳で。
終末に向けて、その辺の矛盾や悩みがクローズアップされてくるのかな?
テーマ的に深い作品であるなと感心した今回の話だった。