「まおゆう 魔王勇者」第9話

メイド姉の演説に感動した!
農奴として脱走して、初めて魔王の屋敷に転がり込んできたあの時から考えると、彼女がどれほど「人間」として強くなったか。
自分は虫ではない。人間だからと力強く主張することができる。
その言葉は冬寂王を始めすべての人の心を揺り動かしたね。
協会側にしてみれば、どちらに転んでもOKだったんだろう。
紅の学士を捕らえれば冬の国を弱体化できるし、引渡しを拒否すれば冬の国を敵対国として強制的に支配下に置く口実になる。
しかしこんな事をしてるから、何時まで経ってもこの世界から争いが無くならないのだろう。
この世界の歪みは、単純な人と魔物の戦いだけでないということが改めて理解できる。
そして最後に見えた幻想(魔王が見ているもの?)は何を意味するんだろう?