「翠星のガルガンティア」第13話

凄かった!感動した!
ロボットアニメって「ロボットが戦うアニメ」だと思っていたけど、こういう意味のロボットアニメもあるんだね。
チェインバーってあくまで人工知能であり、パイロットをサポートするシステムに過ぎないのだけど、それが異世界の環境下で最適なサポートを模索し続けた結果、「くたばれ、ブリキ野郎」って台詞をしゃべるところまで行き着いたんだね。
そこに感情がある訳ではないのだけど、レドのために最適解を与え続けたところに何か人間臭さを感じてしまうのは穿ち過ぎか。
逆にストライカーの方はまったく人類銀河同盟の枠内から出ることがなかったのだけど、これはクーゲル中佐がそのように志向したことと、彼がそのまま亡くなったことに原因があるのかな。
もしクーゲルが生きていて、レドのように異世界で生きることに苦悩していれば、ストライカーも違った解を導いていたかもしれない。
12話でクーゲルがマミったときには、「やっぱ虚淵さんパネェわ。ほんとに次でハッピーエンドになるんかい」と疑ったものだが、こんな展開を用意しているなんて思いもよらなかった。
最終的にレドがこの世界でみんなと生きていく、というのは既定路線だとしても、風呂敷の畳み方が実にきれいで心にガツンときたね。
ほんと素晴らしかったわ。
今期最高、いやある意味アニメ史最高の「ロボットアニメ」だったわ。ブラボー!