「革命機ヴァルヴレイヴ」第12話

サキさん、大人だわ。
レイプ魔の結婚申し込みを軽くいなして、ショーコを持ち上げるなんて、なかなか出来ることではない。
ショーコとアキラの茶番を尻目に、サキさんの株が上がる一方だわ。
何の脈絡もなく差し挟まれる「200年後」を見ても、勝者はサキさんで決まりか。
しかしエルエルフさんの子孫と思われる子供は、誰と誰の間の子か。
あえて自分はエルエルフさんとサキさんの子供ではないと予想しておく。
それはさておき、前半最終話だからって、色々詰め込みすぎだろう。
ここまでの生温い学生国家ごっこから一転、物語の謎の根幹を一斉披露って、唐突すぎて訳分からん。
アルスとドルシアのトップが密かに会談していたのは、世界を裏から操るマギウスとやらの差し金ってこと?
VVVのOSと思われていたものは、何かの生命体で人間によってあれに封印されている?
カインは大昔にマギウス化して長い時間生きていたってこと?
いくら今回が区切りとはいえ、展開の仕方がメチャクチャだな。
そもそもこれって分割2クールにする必要あるの?
こういう話なら、普通に2クールやったほうがじわじわと盛り上げることが出来たんじゃないの?
何かなあ、こうなると興味を長引かせ、関連商品を売り続けるための戦略で、物語の構成とは無関係だと思わざるをえないわ。
作品としての総評は秋の後半を見てからだが、前半だけなら全く支離滅裂な内容だと言えるね。
このやり口だと、後半はいきなり「◯◯年後」みたいな始まり方するような気が…。
開始前の触れ込みは「正統派ロボットアニメ」だったが、こんなん邪道だよ。
2クール目に対して、お話的には何の期待もないな。
広げた風呂敷だけは畳んでくれと思うね。