まあでも叩かれても仕方ないよね

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ホリエモンの言いたいことは「ずぶの素人にオファーが来る声優って職業は、つまりスキルが無くてもできるってことなの?」という素人の疑問なんだと思う。
普通その道のプロのいる職業に、素人が仕事を任されるってないもんね。
例えば歌舞伎の仕事がホリエモンにオファーが来るって絶対にない訳で。
だからそういう「ありえないこと」が普通にそこかしこで発生している声優業って、実は職業としてのスキルは要らないんじゃないの、という悪い意味での発言なんだと思う。
まあそう言われれば、一面そうだよねと。
声優経験のない俳優や庵野監督をキャスティングするジブリ作品や、有名俳優・芸人で固めた洋画の吹き替えとか、ファンからすれば聞くに堪えないシロモノがいっぱいあるわけで、何でこういう事態になっているのかと。
事情通なら、あれは声優という特殊事情がそうさせていると分かるわけだけど。(宣伝のために声優スキル度外視で有名人をキャスティング)
そういうことを知らない素人(ホリエモンとか)から見ると、ああ声優ってスキルなくても出来るもんなんだと勘違いされてもおかしくない。
しかしやはり関係各所から反論が上がっているけど、ホリエモンの発言は叩かれて然るべきなんだよね。
何故なら声優というプロフェッショナルに対する敬意を欠いているから。
少し考えれば分かることだろう。
本当に声優がスキル要らずのお手軽な職業なら、専門の声優という職業が成り立つはずがない。
そこに間違いなくプロの技があるからこそ、声優という職業が成立し、数多くの偉大な先人があったわけで。(先日亡くなられた内海賢二さんとか)
ホリエモンは「発言の上っ面しか読んでない奴の反論なぞ聞かない」と宣言しているが、事象の上っ面しか見てないのはホリエモン自身であり、彼は声優という職業に敬意を欠いた発言をしたことを、真摯に反省すべきだろう。