虚淵の本領はやはりこっち方面だよね

Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」の最終話を見た。感動したわ。
いや、心温まるとか、悲しいとかの感動じゃなくて、ただストーリー展開の凄まじさに心が震えた。
ただの怪盗が最強の剣士だったり、流浪の剣士が魔剣コレクターだったり、こういうとてつもないどんでん返しは虚淵脚本の真骨頂か。
そしてそれがしっくりくるのはこれが武侠モノだからかな。
もともと虚淵脚本って、「武侠」がテーマだったから。
仲間を集めて悪党から神剣を取り戻し兄を敵を討つ、というありきたりのお話と見せかけて、至る所にトラップが仕掛けてあったな。
終盤はそのトラップが怒涛のごとく作動して、「何だってー!!」というリアクションの連続だった。
また、キャラクターの醸し出す雰囲気も、人形劇独特のものがプラスされ、それが作品の魅力を高めていた。
これで終わりとは惜しいと思っていたので、続編決定というお知らせは嬉しいね。
本当に今期一番の作品だった。
アニメではないというだけで、円盤が売れないのは実にもったいない話。
10倍は売れてもおかしくない作品の質だ。
質アニメいや、質人形劇か(w