「コードギアス 反逆のルルーシュR2」第7話

・放心状態のルルーシュ
就任挨拶で特区日本の復活を宣言するナナリー。ルルーシュは自分の存在意義を見失い放心状態。ルルーシュの戦いは、すべてナナリーの為でしたから、ナナリーが自立した道を行けば当然の帰結。しかし反動が凄いね。黒の騎士団との連絡を絶つのみならず、憂さ晴らしにギアスを濫用したり、果てはドラッグまで。無敵のゼロの面影は欠片も無いですね。ある意味ルルーシュはナナリーだけが生きる理由でしたから。もっともこういう脆さ・弱さがあるということが、逆にルルーシュの人間臭さを感じさせてよいですね。
ルルーシュを取り巻く女たちは…
C.C.はいつもの独り言みたいな会話。しかし今回は初めてその相手が明かされましたね。マリアンヌだったとは驚き。彼女はすでに死亡していますから、特殊能力で霊界と交信でもできるんですかね?神楽耶は夫を信じているから無問題。しかも愛人たちと頑張ろうというのだから心の広い(w カレンはルルーシュに迫られて、あやうくしそうになったけど、脚本家は実にカレンのポジションを分かってらっしゃる(w カレンは絶対本妻になれないよなー。
・包囲される黒の騎士団
ルルーシュが呆けている間に、黒の騎士団はスザクに追い詰められる。一方、ルルーシュは学園でミレイたちに会い、自分が持っていた幸せな世界のことを思い出す。もうナナリーだけが生きる意味ではないことを知るルルーシュ。なかなかいい演出ですね。スザクがウザク化してどんどん非人間的になっていく一方で、ルルーシュはどんどん人間臭くなっていく。なんだか対照的な二人になってますね。
・そしてゼロ復活
生きる意味を再び見つけたルルーシュは、黒の騎士団のピンチを救う。いやあ、やっぱりゼロの逆転の策はいつ見ても爽快ですね。あれだけ不利だった戦況を一気にひっくり返す。それが奇跡とか魔術とかじゃなくて、地の利を利用したり、相手の弱点を突いたりといった、まさに兵法なのがいい。そしてゼロの姿でスザクの前に登場。「黒の騎士団は特区日本に参加する」。おいおい、また凄い奇策に出たよ。一見すると破れかぶれにも見えますが、あえて相手の懐に飛び込んで、勝機を見出すのも兵法の一つ。かつて石田三成は、武断派武将に襲われたとき、あえて敵対する家康の下に逃げ込みましたけど、やはりルルーシュ=ゼロはすばらしい!次なる一手はどう出る?