「ef - a tale of melodies.」第10話

今回は「演出上モノクロでお送りします」の注意書きが。全編火村と優子の話。ワカメ兄の自殺により、呪縛から解き放たれた優子。火村と一緒に、おそらく人生で始めての幸福な時間を過ごす。しかしこの幸せは、いわば絶望への序曲。おそらくそうだろうと予想していたが、優子の死因は交通事故(しかもひき逃げっぽい)。ある程度分かっていたとしても、これは切ないなあ。二人はやっと互いに心を通じ、これから幸福な時間を共にたくさん過ごすはずだったのに、この結末はなぁ…。優子は「神様が居ないから悲しいこと辛いことがいっぱいある。もし神様が居るのならこの世界をもっと綺麗にしてほしい」と言っていたけど、この結末はいみじくも優子の言葉を証明してしまったなあ。
未来への伏線として、新藤景&千尋の姉妹が出ていた。火村のアパートの大家の娘なんだって。なるほど、だから記憶障害の千尋が、火村のことを知っていたのね。そして未来という名の少女。ひょっとして彼女はあの…。そうだとすれば、火村の驚きも納得がいくけど、今は書くまい。次回以降のお楽しみだな。