「機動戦士ガンダムOO」第10話

前作から思っていたんだけど、戦術予報士って何?素直に作戦参謀と言えばいいのに、何でこんな変な造語を作ったのかね?スメラギとマネキンとカタギリの過去が明かされていたけど、スメラギさんはそういう動機だったわけね。まあそれはそれで正しいと思うけど、たかが一回の挫折で空想平和主義に傾倒って、極端だなあ。一度は軍人になったからには、戦争とはどういうものか、現実を知っているはずなのに。普通、理想追求→挫折→現実主義となるはずなのに、逆経路ってありえない。無理やりだなあ。
そしてカタロン。こいつらも不思議なんだけど、何で子供をアジトで養ってるんだ?テロリスト集団の本拠地なんて、いつ連邦に攻撃されるか分からない、危険極まりない場所なんだから、常識的に考えれば、子供は別の安全な場所に移すでしょうが。自ら爆弾飛び交う中心地に子供を連れてきて、「連邦め!」ってどんだけ身勝手なんだよ。子供の安全を考えるのなら、さっさと安全な街かどこかに施設作って養うなり何なりしろよ。
また戦術予報士の話に戻るけど、戦術予報士=作戦参謀ならば、マネキンもスメラギも「指揮官」をしているのは変なんだよね。参謀というのは指揮官を補佐するものであって、部隊の指揮権は無いのが普通。戦術予報士が、作戦立案・部隊指揮をするっていうのは、軍事常識に照らし合わせて明らかにおかしい。ここでも脚本の黒田の軍事的無知が露呈しているわけで、つくづくお寒い作品だよね、ガンダムOOは。