「機動戦士ガンダムOO」第18話

連邦大統領の演説場面で、後ろの席にアロウズの二人がいたけど、カタギリ司令は分かるとして、もう一人の金髪デブは何の権限があって座っているんだ?普通、ああいう場所に居られるのは、政府・軍高官に限られ、たかが現場の佐官クラスが列席することはあり得ないんだが。こんな細かな部分にも、無知さが曝け出されていて、興醒めだよなあ。
スミルノフJr.は父親殺しで昇進。その言い訳がふるっている。「軍務のためだ」「平和のためだ」。前回も指摘したけど、スミルノフ大佐が、妻を見捨てたのは、まさに「軍務のため」友軍の救出より民間人の脱出を優先したためで、「平和のため」軍人としての責務を果たした結果に過ぎない。だから、Jr.が「あなたとは違う」と言うのなら、軍務を無視して私情で身内を救うために行動してはじめて、父と違う道を証明したと言えるわけで。だからアロウズとして軍務に忠実な生き方をしてるのに、スミルノフ大佐と違うことを証明した気になっているのは、矛盾も甚だしい。軍人になった時点で、父の行動が理解できそうなもんだけどな。黒田の頭の悪い脚本の中では、この物語上、まったく成立していない矛盾だらけの親子愛憎劇が、芝居として成立しているんだから、へそで茶が沸くぜ。
そしてドサクサにまぎれてルイスを抱きしめる。あー、やっぱりネトラレですか。やはり沙慈あぼーんでJr.とくっ付くのかなあ。沙慈はとことん可愛そうだ。その沙慈はとうとう、基地外集団の一員として戦う決意を。ここまでの流れは、カルト宗教に落ちていく哀れな信者そのものだなあ。ルイスとは元に戻れないと思われ。
それにしても、マリナは何のために居るんだか。お姫さまなのに、政治的に動くこともなく、保母さんに身をやつすとわ(w ここで子供をかばって退場?まあ死のうが生きようが、別にストーリーに関係ないんだけど。そういう意味でほんと薄幸のお姫さまだわ。