「WHITE ALBUM」第9話

うーん、この藤井冬弥って男は、ずいぶん尻の軽い男だな。恋人がいるのにそのマネージャーといちゃつくは、美咲先輩とは気があるような素振りをした挙句キスするわ、もうとんだ浮気男ですよ。どろどろの恋愛痴情になるのも当然だな。通常、エロゲの主人公は八方美人だけど、嫌味は感じさせないもの。無個性っていうのもあるけど、さわやか君を演じているから、複数の相手と恋愛が進行しても、どろどろ感は感じないですむ。ところが冬弥の場合、なんか下心が透けて見えて、すごく嫌らしいんだよな。本気で彼女のことが好きならば、マネージャーの誘惑や、美咲先輩のアタックなんか無視すべきなのに、いちいち付き合って自ら泥沼に嵌っているんだからなあ。浮気がしたくてやっているとしか見えない。作品そのものが重くて暗い雰囲気で、加えて主人公が嫌らしいときては、見ていて不快感しか感じない。ストーリーそのものはどうなるか気になるから見ているけど。万人には薦められない作品だな。