「とらドラ!」第24話

大河のことが好きだ!と宣言して駆け出す竜児。やっと大河への想いに正直になったか。そして大河を追いかけて走る実乃梨から衝撃の告白。彼女も竜児のことが好きだったと。でも大河には竜児が必要だから、身を引こうと。親友同士で同じ男を好きになって、互いを想うゆえに譲り合って…。でも最後は竜児の本当の想いが誰を選ぶか決めたわけだ。
そしてようやく大河と竜児が結ばれたと思ったら、落とし穴。互いの親のゴタゴタで、二人とも駆け落ちの決意。でも大河の母親は別として、やっちゃんにあの言い草は無いよなあ。ちゃらんぽらんに見えても、母親として一生懸命だったろう。竜児の見えてないところで苦労していたろうに。そしてだからこそ、竜児に自分のような道を歩ませないために、進学を強く勧めていたんだろう。それを自分の失敗を押し付けたなんて、よくそんなことが言えるなあ。いったい誰が食い扶持を稼いで、今まで育てたと思っているんだろうか。今回の話は感動したけど、竜児のこの態度だけはいただけなかった。
告白を通り越して嫁にこい発言も凄かったな。賛成はしないが止めもしないという実乃梨たちの態度も、潔いというか清々しいというか。亜美はとことん大人だね。最後まで竜児への想いを秘めたまま。ただ断ち切るために儀式として、竜児の口から大河への想いを語らせる。亜美って登場時は嫌なキャラかと思ったけど、実はあの中で一番良いやつだったかもね。
実乃梨は大河たちを送り出した後、号泣。竜児への想いは強かったか。胸中は複雑だろう。でも実乃梨のことだから、きっと目標に向かって、前へ前へ進めるだろう。失恋組という意味合いもあるかもしれないが、雪合戦のシーンを見るにつけ、亜美とはいい親友同士になれそうだ。
一挙に物語は動いて、やっと収まるべきところに収まった感じ。もう1話あって、来週最終回なんだね。さて、二人の駆け落ちの結末はどうなる。