「GUNSLINGER GIRL」11巻を購入

ここのところ、虚しさが加速しているような気がするね。
アンジェリカが死んで、ヘンリエッタたち一期生の義体の寿命がどんどん近づいていく中で、クローチェ兄弟の仇がついに登場。
最初、ジャンのあまりの冷淡さに、こいつほんとに酷い奴だと思ったけど、復讐の真相が明らかになるにつれて、ジャンに対する見方が変わった。
そして、ヘンリエッタに対して優しいジョゼにしても、実は復讐という点では、ジャンと同じなんだよね。
一期生の使い捨てを平然と言うジャンに対して同意するなんて。
ヘンリエッタは、妹代わりで可愛いけど、義体そのものに何の感情も抱いてないんだね。
まあ愛情や罪悪感をいちいち感じていたら、公社の担当官なんてできないだろうけど。
今回はベアトリーチェと、シルヴィアという初登場の義体が殉職。
頭の中では、彼女たちは元々死んだ人間だと分かっていても、やはり銃火飛び交う中で死んだりすると悲しいね。
彼女たちにも普通の幸せがあったんじゃないかと、ついつい考えてしまう。
自分が一番好きなトリエラが、生き残ったんでとりあえず安心したけど。
どうかトリエラには幸せな人生が訪れますように。
ほんと重い物語だけど、それがいいね。

GUNSLINGER GIRL 11 (電撃コミックス)