「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」って何だったの?

批判渦巻くソラヲト最終話を見ました。
これは批判されても仕方ありません。
真面目に見たのは2話目まで。以降は流し見だったんですが、最終話見て、結論は失敗作と言わざるを得ないです。
シリアス戦争ものにするのなら、最初からその流れで話を構成すべきでした。
ほんわか日常ものの体裁を取りつつ、最後だけシリアスでまとめて何か新しいことにチャレンジしましたと言われても、一貫性の無いストーリー構成は、精神分裂症の如きで、出来損ないもいいところ。
製作者の一人が、人が死なない戦争ものなので批判されたと勘違いして憤慨してましたけど、問題はそこではありません。
一貫性の無い、精神分裂症の如き稚拙なストーリー構成が批判されたのであり、日常ものなのか、戦争ものなのか、そこをはっきりさせていれば、そもそも批判など無かったのです。
一話一話のストーリー単体では、それほど酷くはありません。全12話の物語としたとき、一貫性の無さで迷走していたから酷いのです。
制作スタッフは、一体この物語をどこに導きたかったのか。
これは1クールだからとかの問題ではありません。2クールあっても同じです。
目的地を定め、そこへ到達する最適なルートを選択する。
この作業を間違えていたことこそ、ソラヲトが批判されるべき理由なのです。
制作陣は、今一度「アニメノチカラ」という意味を考えて欲しいですね。