「Fate/Zero」第23話

アーチャーvsライダーの注目の一戦。
ウェイバーとイスカンダルの関係が、マスターとサーヴァントという形式的なものから、臣下と王に変わったのが心震えた。
この過酷な聖杯戦争の中で、二人の間の絆が深化した。
イスカンダルの余の臣下になれと言う言葉には、ウェイバーならずとも涙が出るね。
しかし二人の前に立ちふさがるのは、最強にして最狂のギルガメッシュ
宝具「ゲート・オブ・バビロン」にどうやって対抗するのか。
ゴルディアス・ホイールをセイバー戦で失ったからには、アイオニオン・ヘタイロイをいきなり発動するしか無いのだが、ギルガメッシュの乖離剣エアって、あんなに強かったのね。
stay nightでは、士郎のアンリミテッド・ブレイド・ワークスの前に敗れ去ったから、ギルガメッシュ自体がそんなに強いとは感じなかったのだが、なるほどあれは5次アーチャーが言うとおり相性だったわけか。
乖離剣エアから放たれた「天地乖離す開闢の星(エヌマエリシュ)」は、固有結界そのものをズタズタに破壊して、王の軍勢を粉砕。
それでもなお単騎で向かうイスカンダルだが…あと一歩及ばず。
凄まじい、そして素晴らしい王としての生き様だったな。
そしてその魂を受け継いだウェイバーも立派。
これにてライダー陣営は退場したわけだが、陰謀と狂気が渦巻く第4次聖杯戦争の中では、このコンビは本当に異色だった。
志半ばで倒れたけれど、爽やかな一陣の風のようだった。
そして、いよいよクライマックス。
結末が分かっていても、終わりまで目が離せないわ。