ツイッターはやる気ないが

・「“バカ”製造装置」としてのtwitterを考えてみる
http://blogos.com/article/48194/
Twitterはなぜ「バカ発見器」になるのか
http://webkit.seesaa.net/article/264978654.html
「バカ発見器」「炎上装置」になっているTwitterだけど、この辺に書かれていることが凡そ当たりかなあと。
今より10年くらい前は、掲示板(teacupとか)でたまに見かけたけど、やはりある程度の文章を書いてから投稿する分、冷静に見返す時間的余裕もあったわけで、ここまで派手な炎上は頻繁ではなかったな。
私自身、初めてネット上で掲示板に書き込んだときは、得も言われぬ高揚感を感じたものだ。
そこからネットで書き込んで議論する魅力に囚われて、5年以上もそういうことをやっていた訳だけど、言いっ放しのSNSと違って、「議論」という対話前提の書き込みだったから、まず相手に(翻ってROMたちに)理解させようという動機があって、そのために文章を練らなきゃならなかったから、必然的にツイッターのような発言をしようものなら、速攻でキチガイ扱いされて議論に敗北したと見なされた。
そういうのから比べたら、ツイッターだけじゃないけど、全体的なネット社会の言語知性は低下しているように見える。
自尊心ばかりがカエルの腹みたいに膨れ上がり、低劣・下劣な言葉をいとも容易く吐く。
掲示板全盛期にもそういう輩はいたけど、このSNS全盛時代により酷くなったかというとそうではなくて、対話が無くなって唯我独尊の側面が強くなったせいではないかと。
つまり本来なら「対話にならないレベル」として弾かれるものが、「独り言(ツイッター)」であるから誰との対話でもなく、言葉だけが容易に独り歩きしてしまう。
そこにあるのは「共感」だけで論理は無いから、デマと同じ動きをする。
ココロコネクト事件なんか、典型例じゃないかな。
2ちゃんやまとめwiki作って叩いている連中は、デマで暴動起こしている群衆と同じ。
人間の元々持っている負の部分を、ことさらに強調するのがツイッターの、ひいてはネットの特徴じゃないかな。
まあ結局は道具をどう使うかは人の心しだいというありきたりな話なんだけど。