新年一発目

アブソリュート・デュオ」を見た。
原作MF文庫Jということで、ほぼ期待はしてなかったが…案の定。
特殊能力を鍛える学園とやらに入学しに行ったら、いきなりバトルロワイヤルが始まった!という、のっけから頭の痛くなるような安直な展開。
登校途中に知り合った可愛い女の子、ひょっとしてヒロイン(ハーレム要員)かと思わせて、最初の対戦相手としていきなりサヨナラとは驚いた。
そしてここまで何の説明もなく放置プレイかと思ったら、入学初日の授業で怒涛の世界観説明!
投げっぱなんだか親切なんだかよく分からんな。
平たく言って異能を持つ少年少女が、学園でバトルしつつ能力を磨くという、ありきたりな話。
1話目にしてヒロインと同室でハーレム確定。
どこまでもテンプレ展開で、この作品ならではの工夫が全く見られないな。
いつも思うが、この手のラノベ物って大手チェーンのファミレスの味。
セントラルキッチンで調理済みのものが届けられ、日本どこでも同じ味、同じ価格。
そういうのを好む人を否定はしない。需要があるから供給される。
しかし、だ。
その味しか存在しない社会というのはおかしいでしょ?
だからラノベ業界というのは衰退の危機にあると、私は思っているんだが。
MF文庫Jは特に酷い。
アブソリュート・デュオ」という作品は、ファミレスの典型だったな。
おかわりは要りませんわ。